屋根瓦の塗装って厚く塗った方が良いですよね?
セメント瓦などは塗装が必要と良く耳にしますよね。どうせ塗装をするならば厚く塗った方が強くて長持ちしそうですよね。
でもそれ間違いです!!
確かに厚く塗れば頑丈な感じがしますが、屋根瓦は厚く塗れば塗るほど塗膜が強固となり逆に良くありません。
『えっ瓦の隙間が無くなるくらいに塗った方が良いと思っていました』と、よく雨漏り調査でお聞きするフレーズです^^;
こちらはべったりと塗装をした写真です。
瓦同士には通常隙間があるのですが、この写真の瓦にはほとんど隙間がありません。目が詰まっている状態です。
そして、こちらがその瓦を剥いだ状態です。
防水紙をご覧ください。雨水が抜け切れずに雨漏りしています。
屋根瓦の塗装をお考えの場合は、もともとある瓦同士の隙間を出来るだけ埋めずに塗装をしていただく事。
また塗装前には、瓦の重なり部分(露出していない部分)に、粉塵等のゴミが詰まっていないかを確認してもらいましょう。
屋根瓦塗装に起きている雨漏り原因の多くが上記のケースです。
屋根瓦を塗装する場合は、今後の事を十分に考慮して施工されることをお勧めします。 塗装業者だけでなく瓦工事業者にも意見を聞いてみるのも良いですよ。
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