屋根瓦の凍害とは何でしょうか?教えてください
聞きなれない言葉ですから 「凍害だから。。。」と言われてもピンときませんよね。
業者の人は専門用語で話してしまうので、お客様も困りますよね。
凍害とは、
瓦に伝わる温度差が激しい時に瓦の表面や、内部でおきる剥離(はくり)のことをいいます。
瓦は吸水率が0%ではない為どうしても中に少し水がしみこみます。
冬の寒い時に水分を含んだ瓦が冷えて氷となり、体積が増え剥離が起きる事があります。
この繰り返しにより瓦が溶けている様な、また表面をはじいた様な現象が起きます。
これを「凍害」と言い「温度差障害」とも言います。下の写真はその典型的なものです。
凍害(温度差障害)は、瓦を製造する時点での土の性質や焼成温度・焼成時間等によりかなり左右されています。
夏季でも瓦の表面は80度近く上がり、夕立や雨でも降ると表面温度は一気に下がり剥離の現象を引き起こします。
簡単にいえば上記のようなメカニズムで凍害(温度差障害)が起きています。
屋根瓦はいつも自然にさらされ、お客様の大事な家・暮らしを守っています。
屋根瓦の点検やメンテナンスをこまめに行うことにより、家は長―く持ちますので、きちんと点検しておきましょう。
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