なぜ、屋根工事の職人を目指そうと思ったのか?
小さい頃から父に連れられて、
よく屋根工事の現場に行ってました。
その頃から、
父や職人さんの一生懸命に働く背中に
惹かれるものがありました。
また、出かけた時などにも、
父と母が
「この家もした。(施工)あの家もした」
と聞いていると、
将来に形として残せる職業って
素晴らしいなあと
子供ながらに感動していました。
そして将来、
私はこの道を進むことになります。
瓦工事業界に足を踏み入れた、
最初の会社が京都で有名な瓦工事店でした。
京都の「重要文化財」や
全国の「寺社仏閣」を手掛ける名瓦店です。
私も早く一人前の職人になれることを
夢見て上京しました。
ところが、いざ仕事といえば、
瓦を扱うどころか屋根にすら
上がらせてもらうことが出来ませんでした。
当時は、土葺きといって屋根に土をひいて
瓦を並べる工法でした。
来る日も来る日も屋根には上がれず、
下から土をあげる仕事ばかりしていました。
それでも、数ヶ月やれば
屋根に上げてもらえるだろうと
考えていましたが、
それは全く甘い考えでした。
1年以上、屋根には上げてもらえず
下働きが続きました。
屋根の上から職人さんや先輩から
「早く上げろ」
「土が軟過ぎる」
「軟いから降ろして硬くしろ」
「硬いから軟くしろ」
など
厳しい言葉をもらうばかり。。。
ある時先輩が言いました。
「上で、次に何をしようとしているか
考えて動け」と。
あっ そうか、
今まで言われた事だけしていて
考えなしに土を上げていたから
ダメなんだと、
ゆっくり自分を見つめることができました。
それからは先手先手に
次に何が必要になるかを考えて
動くことが出来ました。
その甲斐あって、2年目は
職人さんの「手元」というものを
させて頂き、
3年目には瓦を葺くことができました。
瓦葺きをやり始めると
改めて気付きます。
下働きで培った、
先を読んで仕事をする事の大切さを。
おかげさまで
私は多くのことを学ぶことが出来、
たくさんの良い仕事が
出来るようになりました!
それから数年後、最高レベルの環境で、
しっかり修行を積んだ私は
地元福岡に帰郷します。
「さあこれから、
京都で修行した成果を発揮しよう!」
と勇んでの帰郷です。
ところが。。。
私は愕然としました。。。
地方では価格競争の波が押し寄せ
単価が安い為、手抜き工事がほとんど。
瓦への釘止は気が向いた時だけ。
困った箇所は
セメントをベタベタと塗るだけ
といった状況。
京都で教えて頂いた仕事(技術や対応)
を発揮する場所など
そこにはありませんでした。
それでも、
やれることをやるんだと頑張りました。
そしてどうしても
手抜きだけはしたくありませんでした。
そんな性格だから、職人さんとの関係も溝が深くなり、
時には激しくぶつかる事も多々ありました。
そんなある日、また職人さんとぶつかりました。
雨漏りが止まらない現場で何回も補修を重ねていた屋根なのに
予算がないからと言って原因を突き止めようともせずに、
セメントを巻いて終わりにしようとしていたのです。
単純な基本的な施工をしていないだけの雨漏りでした。
私は絶対に譲れないとその職人さんとぶつかり、
私が京都で教えて頂いた施工をそのお宅には行いました。
それでも心配で、しばらくして雨漏りが再発していないか伺いました。
そうすると、
「止まりました!長年悩んでいたので本当に感謝してます」と
ものすごく喜んで頂いたことを、私は今でも忘れることが出来ません。
京都にいたとき親方からよく聞いていた話をよく思い出します。
「働くという漢字は、人偏(にんべん)に動くと書いて働くだ。
しかし近年それが人偏ではなく金偏になって来つつある。
金偏に動くと書いて働くとは決して言わん。
人の為に一生懸命動いてはじめて、働くという字になる。忘れてはいかん!」
最近特に思います。 お客様の為に一生懸命動く事が仕事(働く)ではないかと。
京都で教えて頂いた技術を押し付けるのではなく、お客様のことを考え、
また屋根への配慮を怠ることなく、
お客様に喜んで頂ける、
屋根に対しての一番最善な施工は何かを考えるようになりました。
これからもたくさんのお客様に満足して頂ける様に
社員一丸となって努力しつづけていきたいと思います。
ご縁がございましたら、是非私どもにお任せください。
職人/スタッフの紹介
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宮原 義雄(みやはら よしお)
職人歴:21年
出身地:福岡県
大好物:塩サバ
資格:
KMEW ROOGA施工管理
三菱太陽光発電システム施工ID- 現在営業の方も頑張っております!お施主様のために最適なご提案をさせて頂きます!
- まじめすぎ(笑)
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宮原 サカエ(みやはら さかえ)
事務歴:50年
出身地:佐賀県
大好物:土瓶蒸し- 長い間この業界に携わってきましたので、屋根に関するご心配事などあれば、何でも相談してください。
- みんなのお母さん的存在です。 「いなりずし」がめちゃくちゃ美味しいです。関係ないか(笑)
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宮原 陽子(みやはら ようこ)
事務歴: 見習い
出身地:福岡県
大好物:生麩のお味噌汁- 毎日元気に明るくお客様へ対応させて頂いております! お電話にてご対応させて頂く時は、 どうぞよろしくお願いいたします。
- 初めて会った人でも
すぐに仲良くなれる所が凄い!!
会社概要
会社名 |
有限会社 宮原窯業(みやはらようぎょう) |
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事業内容 |
屋根瓦工事・屋根点検・雨漏り工事・瓦止め工事(耐震・台風対策工事) 葺き替え工事・雨樋工事・雨樋の架け替え 修理 樋掃除 等 |
対応地域 |
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代表取締役 |
宮原正治 |
従業員 |
6名 |
資本金 |
3,000,000 |
所在地 |
〒811-1314 TEL:0120-83-0892 FAX:092-591-0474 E-mail:infomail@kawarayasan.net 営業時間:月曜日~土曜日 午前8:00~午後6:00 緊急の場合は、上記以外の時間帯及び日祝日でも |
アクセスマップ
沿革
昭和36年 | 福岡県三潴郡城島町大依北にて瓦工事開始 |
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昭和39年 | 福岡県春日市大字須玖1015-1番地に於いて 宮原瓦店を開業 |
平成08年 | 有限会社 宮原窯業に組織変更 |
平成23年 | 福岡市南区的場1丁目14-10へ移転 現在に至る |