屋根板はしっかりしているのに、瓦に隙間があるのはなぜでしょうか?
飛び込みの業者の方から『お宅の瓦は隙間が酷いので放っておくと台風などで飛んで周りにご迷惑掛けたりしますよ!』なんて指摘されると不安になりますよね。
なんでうちの瓦って隙間があるのかなぁ~と考えてしまうのも当然です。でも決して慌てないでください!!
瓦の隙間と言っても、様々な要因からなるものが多く、本当に修理や補強を要するものから心配いらない隙間といろいろあるんです。
屋根板がしっかりしている場合は次のような事が考えられます。
【写真1】
【写真2】
このような隙間ではありませんか!?
このような瓦の隙間はだいたいが《ねじれ》というものが起こしている事が多いんです。
陶器瓦など焼き上げて製造する瓦にはどうしても《ねじれ》ができます。
最近では製造技術が発達してかなり《ねじれ》の少ない瓦が出来ております。
【写真3】
わかりますか!?
手前の赤い線と奥のラインが平行では有りませんよね。
これが《ねじれ》なんです!
ちなみにこの瓦は私たち業界用語で《尻ばね》と言います^^;
【写真4】
もうお分かりかも知れませんが、手前の赤い線と奥の瓦のラインがほぼ平行ですよね。
《ねじれ》が偏った物を葺き続けると隙間が生じることがあります。
ですからもし屋根板がしっかりとしているのに、瓦に酷い隙間が開いている場合は、《ねじれ》の組み合わせが悪いことが考えられるのです。
逆に言うと《ねじれ》を考え上手に葺くと隙間があまり開かずに綺麗に施工することが出来るんです。
最近ではこの《ねじれ》を見切れる職人さんがかなり減ってきている事も事実なんですが・・・。
もしどうしても隙間が気になるようでしたら瓦の知識に詳しい業者へ一度尋ねてみると良いですよ!きっと良いアドバイスが聞けると思います。
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