コロニアルの葺き替えの場合に屋根板は全部新しくしないとダメですか?
本当に屋根板を全部変えないとコロニアルが工事が出来ないのか、実は全部新しくしなくても「大丈夫じゃないの」と思いますよね。
ただ私達瓦屋さんから言わせてもらうと、コロニアルの葺き替え工事はたいてい屋根板が腐食(ふしょく)している事が多いので、全部新しく変える方向でお話されたのではないでしょうか!
【写真1】
コロニアルは屋根板に直接のせて釘止めして施工します。この事から結露などで屋根板がボロボロになり易いんです。その他にもコロニアルの重なり部分にゴミなどが詰まり出口を失った雨水が逆流して雨漏りする事も多いんです。
【写真2】
こちらは屋根裏から撮影したコロニアルの屋根板です。白くプツプツ見えているのは、コロニアルを留めている釘から水が出てきて板を腐食させている様子です。屋根板のコンパネ継ぎ目からは雨漏りの跡がたくさん出ていました。
この様にコロニアルの葺き替え工事の場合は、出来るだけ屋根板を新しく交換されると良いですよ。屋根板を新しくする事で、コロニアルの釘も良く効いてはずれにくく台風が来ても心配しなくて済みますよね。
ただしコロニアル屋根を歩いたり、屋根裏から見た下地屋根板を調査して問題なければ、そのまま屋根板を再利用する事も検討の余地があります。
いずれにせよ色々調査の上に判断する事が大事です! 屋根裏はお客様でもご覧になれますので、すべて業者さん任せではなくご自身の目で確認して打ち合わせに入ると言う事も出来ますよ。
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