コロニアルを葺き替えする時に屋根の板は交換しなくても大丈夫でしょうか?
瓦の表面はなんとなく良いか悪いか分りますが、屋根の板はどうなっているか判断に悩む所ですよね。
屋根板のコンパネは、ベニヤ板の厚い物で湿気に弱いデメリットがあります。
コロニアルの葺き替え時期と言うのは、おおよそ25年前後が多いのですが、10年を過ぎると屋根板のコンパネ(合板)は粘りが無くなり釘の効きも弱くなってきています。
【写真1】
この写真はコロニアルの葺き替え時の屋根板の様子です。ベニヤを糊(のり)で張り合わせて作ったコンパネが剥がれて屋根を歩くとベコッと沈んで怖いをしたのを覚えています。
コロニアルは屋根板のコンパネに直張り施工する為に、結露などで発生したし水分等がコンパネ直接伝わり劣化させるんです。
無理して屋根板のコンパネを既存にまま使用して、コロニアルの葺き替えをすると、屋根板に耐力が無くブカブカとしてコロニアルが割れる危険性が大です。釘の効き方も弱い為に台風などで飛散しても不思議ではありません。
ですから弊社ではコロニアルを葺き替えする場合は、屋根の板を交換をお勧めしております。
コロニアルの葺き替え工事をする場合は、瓦施工業者の方に「屋根板の耐力は十分でしょうか?」と一度聞いて確認されるといいですよ。
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