飛び込み業者に言われて瓦の隙間が気になります。原因はなんでしょうか?
ふだんはあまり見る事の無い屋根を、「隙間があいて危険ですよ」と言われると気になりますね。
また本当に隙間があいていると余計に心配になりますよね。
瓦には焼成(しょうせい)して作る「陶器瓦」や「燻(いぶし)瓦」と、セメントを型に入れ作る「セメント瓦」があります。
「セメント瓦」は焼き上げて作る訳ではないので曲がったりする事無く綺麗に作る事ができます。ただし塗装費用が別途で必要となります。
一方の「陶器瓦」や「燻瓦」は焼いて作る為にどうしても少しネジレが発生しやすいのです。このネジレこそが隙間の原因になる事があります。
近年は瓦の製造技術も向上してあまり酷いネジレは少なくなってきていますが、完璧ではないです。
瓦のネジレを組み合わせて隙間を最小限に抑える施工をすることも出来ます。
しかし残念ながら、最近ではそういう技術を修得していない職人さんが多いです。また、瓦のネジレすら見れない職人さんが増えているのも事実です・・・
ただ、飛び込み業者に言われて言われるがまま工事をするのは危険です。
こちらをご覧ください。
【写真1】
瓦の重なり部分に隙間が見えますよね。この程度の隙間なら問題ありません。
しかし悪徳業者は、この程度の隙間に狙いをつけてやたらと不安をあおって来ます。しなくてもいい工事をして、後悔されているお客様の話もよく伺いますので注意しましょう。
一度瓦の知識に詳しい方に診断して頂き、確かな情報を持っていると安心です。
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