スレート屋根に登ったらブカブカと沈んでビックリしました。大丈夫でしょうか?
スレートの場合は屋根が沈む事って結構多いんですよ。屋根が沈むと私達でもヒヤッとさせられます。
スレート瓦を屋根に葺き20年程経過すると所々屋根に沈みがちな場所が出てくるんです。
実はこれスレート瓦特有の現象なんですよ。
【写真1】
こちらは屋根板にスレート(コロニアル)瓦を葺いた時の断面です。
スレート瓦は屋根板の上に防水紙を張りその上に直接葺いていく工法です。(写真は防水紙を省いております。)
【写真2】
そしてこちらが和瓦を葺いた断面です。
スレートに比べて和瓦の方が空気層が厚いですよね。この空気層が断熱の働きをしてくれるのです。
しかし空気層が薄いと外気温と内気温との差に生じる結露等の様々な影響を及ぼします。
この結露などが屋根板を弱くしているんです。
お客様が「屋根がブカブカと沈みビックリした」と言われたのは屋根板の耐久性が無くなっている証拠です。
一度屋根を信頼のおける業者さんか屋根知識に詳しい知人にでも点検して頂くようお勧め致します。
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