火災保険を利用出来るケースとはどんなケースですか?
屋根工事の費用が火災保険に適用するケースがあります。
例えば、台風(強風)や豪雨などにより、屋根や外壁に異常が発生して雨漏りなどすると適用範囲 となります。
事象例としては、
・台風や強風で瓦が飛散して部屋の中へ雨漏りした。
・豪雨により屋根瓦が、とくに棟(屋根の頂上部分など)が崩れ雨漏りした。
・飛散してきた物が屋根の雨樋や外壁などを破損した。
などなどです。
しかし 「台風は来たが屋根瓦に異常が無いのに雨漏りした」などは 適用外になることが多いです。
あとは、自然劣化による雨漏りも適用外になる可能性が高いです。
外資系の保険や共済保険など、保険会社によっても、適用範囲や認定基準が厳しかったり甘かったりといろいろございます。
あと、気をつけてほしい事 があります。
最近、火災保険を悪用して工事をする業者が増えて来ています。
弊社にも一度、この手の悪徳業者からこんな連絡がありました。
これが彼らの手口です。
数ヶ月前、弊社に電話が掛かって来ました。 『屋根に異常があるみたいなので点検してほしい』 とのこと。 後日、そのお宅に伺いました。
するとその家の方ではなく、業者風な人が私に寄って来ました。 『屋根に上がって悪い所を探して下さい』
「えっ?」と耳を疑い尋ねると 『粗を探してください。粗を。悪い所を探して写真を撮ってください』 とのこと。
どういう事か理解出来ずに趣旨を伺うと・・・
もうビックリです!
『こちらの家の火災保険を利用して屋根修理をしてあげるのです』 と。『あなたも仕事が確保出来て良いでしょ!』
そう、この業者が善良なお客様を口八丁で言いくるめ、工事金額をかなりつり上げて、保険会社からお金を絞り出して、自分達が甘い汁を吸おうという、信じられない悪質な手法でした。
たしかに、保険適用しやすい物件はあります。
・水平の屋根ではなく傾斜のある屋根
・築10~30年前後の家
・2階建以上の建物で平屋は対象外
築年数が、あまりに古いと減価償却や経年劣化などで審査に通りにくいです。
逆に、築10年以内は住宅保障範囲内で保険適用は厳しいです。
また、平屋は2階建に比べて被害箇所や劣化も少ないです。
でも、世の中にはいろんな業者がいますね。ある意味勉強になった事案でした。
もちろん、火災保険を適用させることが悪いと言っているわけでなく、そのやり方が気に入らないということです。
弊社は、きちんとした基準で保険適用出来るかの判断や、申請の方法などもアドバイスしております。
これまでの経験と知識であなたの力になります。どうぞいつでもご相談ください。
< 前の質問 | ↑ Q&A TOPへ | 次の質問 > |
Copyright © 有限会社 宮原窯業. All Rights Reserved.