■今回の施工事例
今回は雨漏りによる屋根瓦の葺き替え工事の事例です。築100年ほど経つ施主様のお母様が住まわれていた家です。
屋根瓦は一度途中でセメント瓦に交換されていましたが 雨漏りが起き始め全面葺き替え工事となりました。
【施工前】
ちょうど梯子(はしご)をかけている少し上のあたりに雨漏れが発生していました。
原因はセメント瓦の重なりに粉じん(ゴミ等)がいっぱい溜まって雨水の流れを悪くしていたせいです。
【施工後】
セメント瓦の様にザラザラしていないので粉じんやゴミ等がたまりにくく今後のメンテナンス費用も抑えれる陶器瓦を
使用しております。
お施主様のご要望で棟部は大きな丸瓦で施工させて頂きました。
1. 瓦を撤去した様子です。野地板の隙間からなのか周りの竹林の笹が天井裏びっしりとのっていました。 どうしてこんなに笹が入ったのか不思議がって覗いている職人です (^_^;)
2. 野地板を補強してから防水紙を張っております。野地板を補強しないと板と板の隙間で防水紙が 破れる危険性があるのと、瓦を引っかける桟木(さんぎ)が沈むことで新規の瓦に隙間をつくる原因になるんです。
3. 陸谷(ろくたに)と言って屋根と屋根がぶつかる水平の谷ですがここも雨漏れが起きていた所です。板金屋さんとよーく打ち合わせしながらステンレスの陸谷を納めて瓦を葺き上げております。
4. 完成です!
破風板(はふいた)と言って屋根の端部をとめる厚い板も新しくまた雨樋も新規に交換しました。
中の柱や梁(はり)も立派な物を使用してありましたので築100年過ぎても雨漏りがなければ家はまだまだ持ちますよ。
ご安心ください。
あっ それから雨樋ですが枯葉などが詰まったりした場合に掃除がしやすい様に所々外れる様にしております。何かお気付きの点などありましたらご連絡ください。すぐにお伺いいたします。
御世話になりました。ありがとうございます。
Copyright © 有限会社 宮原窯業. All Rights Reserved.