■今回の施工事例
今回は屋根組改修に伴う既存瓦葺き直し工事の事例です。
ナント!白蟻が屋根の構造躯体(くたい)を食べてしまい 瓦が天井裏へ落ちそうになっていました(・。・;
【施工前】
真ん中のあたりが落ち込んでいるのがわかりますか?
大工さんに「どこでも乗ってたら落ちますよ」とビビらされ
歩くのがめちゃくちゃ怖かったです。
【施工後】
屋根の木材が新しくなったので、瓦の線が通って綺麗に葺き上がりました。
瓦は葺き替え工事をして10年程でしたので
そのまま再利用しております。
1. 縦に並んでいる垂木(たるき)もそうですが
その下にある桁(けた)や柱なども食い散らかしていました。
大きな木材は大丈夫かなと思い、乗ってみると中がスカスカで怖い思いをした事を思い出します。
2. 一昔前の施工は棟の南蛮漆喰が細く、棟瓦の安定や接着を考えるとあまり良い施工ではない事を再認識させられました。
3. 屋根を新しく大工さんに変えて頂き、いよいよ私達瓦屋さんの出番です!ちょっぴり体重が重たい私でも安心して施工が出来ます (^_^;)
4. 最近では棟の南蛮漆喰は幅広く置き、棟瓦の安定と接着、それから下の平瓦にもしっかりと荷重がかかりズレにくくなっているんですよ。
あっ もちろん漆喰で汚してしまった箇所は拭き掃除しております。
5. 棟瓦を元の棟と接合して完成です!以前は瓦の釘打ちも2段おきに留めつけておりましたが今回は全数釘打ちしておりますのでご安心ください。工務店さんもすぐに白蟻が上がらない様に念入りに防虫作業をされてありました。
お世話になりました。
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