■今回の施工事例
今回は増改築に伴う屋根張替工事の事例です。なんとこの家は江戸もしくは明治初期の家だそうです。 お客様もはっきりしないそうですが130年前後はなると仰っていました。
【施工前】
補修に補修を重ねて今まで耐えてた来たそうです。添え木が無いと崩れ落ちそうな屋根でした。
【施工後】
昔ながらの福輪(ふくりん)という鬼瓦を使用して、以前の趣きを大事にしながら葺かせて頂きました。
1. 瓦を撤去中に少し屋根が沈んだので皆に注意を促して 用心しながらの作業でした。
2. なんと木材が腐れて陥没していたんです。三角形の頂点の所に鬼瓦がついていたのですが、ここの施工は雨仕舞をよくよく考慮して施工しないと雨漏りを引き起こし易い箇所なんですよね。長い間に雨水が浸み込んで木材を腐らせたのでしょう。
3. これは隅棟と言う斜めに施工する棟です。隅棟の最後尾は漆喰やセメントなど塗って仕上げておりましたが、時間が経つと壊れたり剥がれたりとご迷惑をかけていましたので 今では同質の瓦で蓋(ふた)を作り銅線でシッカリと固定しています。これで自然に壊れたり剥がれる事が無くなり頑丈です。
4. 屋根瓦を撤去しては大工さんに屋根を新規に造って頂いてから屋根瓦葺き、という工程を繰り返し実に3か月近くかかりました。
長いことお世話になりまして本当にありがとうございました。
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