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■今回の施工事例
今回は瓦の劣化に伴う屋根全面張替工事の事例です。
施工前はセメント瓦で表面の塗装がはげてきた為に、後で塗装をしなくて済む陶器瓦への交換を選択されました。

【施工前】
外観からは塗装が劣化しているかわかりませんがアクションを起こすには丁度いいタイミングでした。

【施工後】
三州産（愛知県）の陶器瓦に交換されて、施主様のご希望で最上部にも鬼瓦を設置しました。すごく喜んで頂きました。

1.　近くで見ると塗装が落ち始めていますよね！ 完全に塗装がはげると新規に塗装がのらないと塗装屋さんがよく言います。すごくいい時期にご検討されたなと思いました。

2.　瓦を引っかける桟木（さんぎ）が昭和４５年前後に流行したベニヤで出来た物を使用されていました。経年劣化でベニヤのボンドが取れてバラバラになり瓦を留めておくことも出来ない状態です。

3.　桟木と違って屋根の板はしっかりとしていました。たまに屋根の板にもベニヤの薄いものを使っていることがあるんですよ！

4.　２階の屋根は寄棟と言う形状で瓦を一枚一枚三角にカットしていかなければなりません。このカットの仕方では雨漏りする事が結構あるんです。ですから手間はかかりますが手抜きはできません！

5.　棟瓦の最上部に半丸の様な瓦をのせて完了です。
あっ 半丸の様な瓦は紐丸（ひもまる）瓦と言います。今回は銅線で留めているのですが、この銅線を伝い中へ雨水が浸入する事があるので弊社ですべてシリコン防水をしております。

6.　いつもの様に汚れの酷い所は水洗いさせて頂きました。施主様に最後に一緒に見て頂きご不明な点やご質問がないかお聞きしてご納得いただいて完了です。 お世話になりました。ありがとうございます。