■今回の施工事例
今回は2階屋根のみ瓦張替工事の事例です。
屋根の訪問販売員の方からご指摘を受けて気付かれたそうです。
瓦が屋根の中に沈み落ちそうになっている事を。
【施工前】
最初は瓦がただズレているだけと思われていたそうです。縦の列をよーく見ると隙間が開いているのが分ります。これ実は瓦が原因ではないんです。瓦の下にある屋根板に問題があるんです。
【施工後】
屋根板をベニヤから杉材の板に交換してから
瓦張替工事を実施しました。
1. よく見えますね 隙間が! 一見、屋根板が悪いとは考えないですね。 でも私どもが見るとピンときます。
2. これが屋根板です。ベニヤ板ですね。しかも5.5㎜の薄いベニヤです。 日本は高温多湿で屋根板に薄いベニヤは不向きなんです。でも当時は「これを使えば大丈夫」と言われていました。ベニヤが湿気で蒸れて弱くなります。すると次第にベニヤが窪み始めて瓦が落ち込んでいくんです。
3. 屋根板をベニヤ板(5.5㎜)から杉板(12㎜)に変更しました。これでベニヤ板と違って窪み落ちる事はありません。ご安心ください。
4. 防水紙を2重に張り防水性を高めております。もちろん瓦は全数釘止めしております。 割れた時の交換が大変ですが、台風で飛んでいくよりましです。
5. 完成です。屋根に浮き沈みが無くなり、綺麗に瓦が納まりました。
今回は2階屋根だけ状況が酷かった為に張替工事を行いました。
1階屋根もこれから注視しながら見守っていきたいと思います。お世話になりました。ありがとうございます。
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