■今回の施工事例
今回は谷板金の腐食が原因で雨漏りが起きた為に屋根瓦張替工事の事例です。
【施工前】
実は最初の計画では1箇所の谷板金のみ交換の工事でした。
しかし、谷板金が6箇所も入っておりその総てに腐食があった為、 お客様が思い切って屋根替えに踏み切られました。
【施工後】
谷板金を総てステンレスの谷板金に交換して
下地の屋根板の悪い所は交換して瓦を張替えました。
1. 屋根形状が寄棟(よせむね)と言って東西南北に屋根があります。屋根と屋根がぶつかる所に「谷」と言って、板金で雨水を流す箇所のことを指します。この「谷板金」に不具合が起きてました。
2. それでは屋根瓦の解体開始です。昔ながらの土とモルタルで施工した棟を撤去中です。震災以降は土で施工した棟は強度が少ない事が分ったので 最近では土を使用せずに南蛮漆喰だけで施工しているんですよ。
3. おっ 見て下さい!谷板金の裏にも水が流れた跡がありますね。
4. やっぱり 下地の屋根板まで少し腐れ始めていました。 水は上から下へ流れます。 しかも水の量が増えながら下へ流れますので、 上より下の方の板が腐食が激しいですね。
5. 隅棟(すみむね)は水平の棟と違って荷重が下へかかるので 少し大きめの隅鬼を使用してしっかりと固定しております。
6. 谷板金は新しくステンレスで交換しております。これでもう心配いりません。もちろん瓦は全数釘打ちをして耐風耐震工法で頑丈に手抜き・妥協一切ナシの施工をさせて頂きました!
ありがとうございました。
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