陶器瓦を使用しておけばメンテナンスがいらないと言うのは本当ですか?
陶器瓦は基本お茶碗などと一緒で、割れたりしない限りずーっと使えるんです。ほら遺跡発掘で何百年も経っているのに出土していますよね。
だから陶器瓦を使用していれば大丈夫です。と胸張って言いたいのですが・・・
実はそれ間違いです!
陶器瓦でも作り上げる製法が疎かだとボロボロになってすぐに瓦がダメになります。
良い例があります。
昭和の時にオイルショックなるものがあって、当時は燃料など高騰して、物が不足するという事態が起きていました。
その当時の瓦を焼く時の燃料等を節約する為に、火力を抑えて半焼け程度で出荷していた瓦が、今になって凍害被害などでボロボロになっているのです。
他にも瓦そのものはしっかりとしていても、人間が加工して屋根を葺き上げて初めて「屋根瓦」になります。その技術が粗末だったり手抜き工事があるといくら良い陶器瓦でも雨漏りはするしズレたり飛んでいったりといろいろと大変な事になりかねません。
メンテナンスは定期的に行うといいですよ。
もし不具合が見つかっても、初期でしたら工事もすぐに終わるし工事費用も安くて済みますよね。
ちなみに遺跡の様に出土したものは土の中で一定の湿度や気温で保たれている為に形をとどめて残っているんです。
でも屋根に葺いてある瓦は違います。自然の環境に耐えて家を守っています。1年または3年に一度ぐらいのペースで定期点検をされると良いでしょう。
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