トップライトから雨漏りしています。修理できますか?
「トップライトからの雨漏り」本当に多いんです!部屋は明るくなって良いのですが雨漏りがすると困りますよね。
特に施工当初は良いのですが、だんだん年月がたってくると いろいろと問題が発生しています。
トップライトの雨漏りの原因になる代表的な症例が次の3つです。
1.トップライトの下方についている鉛板またアルミの穴あき
2.トップライト自体の構造による雨漏れ
3.瓦施工時による不具合(人災です)
他には、水切り板金の重なりから毛細現象での雨漏りや窓枠周りのシーリング劣化などの原因があります。
【写真1】
これがトップライトの一番下に付ける水切り板金部です。
【写真2】
穴が開いているのが分かりますよね。最近の銅板で出来ている谷板金が穴あき症例と同じですね。
対処方法は水切り板金セットを取り寄せて交換することで修理することが可能です。
【写真3】
こちらが構造に問題があるトップライトです。水切り板金を継ぎ足して無理がある構造をしています。
最初は良くても継ぎ目のシーリングが切れた時から雨漏りが起きるのは必然ですよね。
対処方法は板金の新規入替です。これで雨漏りを止める事が出来ます。
【写真4】
これ人災です。 わかりますか!?
トップライト周りに水切り板金が回っていますよね。その内側に上と両サイドに黒い帯の様なものは防水堤防用のスポンジです。さらに内側に白い物があります。
この白い物は漆喰なんですが、おそらく隙間があるから埋めたのでしょう。しかしこの隙間を埋める行為が問題なんです。
本来水切り板金は水がどんどん流れるようにスカスカにしておく必要があるんです。
漆喰は完全防水ではありません。乾燥していれば水を吸い込む事もあれば、または一度水切り板金の内側に入った水をせき止めダムの様になる事もあります。
対処方法は漆喰を取り除き、防水堤防用のスポンジを綺麗に入れ直して瓦を納めると雨漏りは止まりました。
時にはトップライト自体を外す事をお勧めすることもあるんですが・・・
この様にトップライトからの雨漏りにもいろいろな原因があります。原因を突き止めそこを修理すれば雨漏りは必ず止ります。一度信頼のおける瓦工事業者にご相談されてください。
もちろん、弊社でも承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。
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