家の事を考えると、やっぱり軽い瓦を使った方が良いのでしょうか?
そんなことは無いですよ!
震災などの映像など見たり聞いたりすると屋根は軽い方が良いのかなと思いますよね。
でも、必ずしも軽い方が良いとは限らないんです。
もともと家は屋根にのせる瓦の荷重を考えて設計されているので重たくてドッシリとした屋根が良いとか、軽い瓦が家にやさしいとかは無いんです。
ところが最初に建てた家の設計を無視して、増改築などで大事な柱や梁(はり)などを外して工事をすると本来耐えうる荷重にバランスが崩れ大変なことになることも珍しくありません。
それもこれも無知な設計会社や工事業社が引き起こす【人災】と言えるかも知れませんね。
もちろんシッカリと構造を計算して増改築工事をする事になんの問題もありません。
あっ そうそう 例えばテーブルの上に同じ大きさの箱を用意して乗せます。
片方は空箱のままで、もう一方は空箱の上に少しおもりをのせて、テーブルの下からドンっと上へ叩くと2つの箱はどうなると思います。
そうです!
軽い箱はポンっと跳ね上がり重い箱はあまり動きません。
この様に家は軽い方が決して良いとは限らないんです。ある程度の重さがかかっている方が安定して良いとも言えますよね。
要は人間の体と同じでバランスが大事なんです。ですから一概にどちらが良いかとも言えないんです。
もし家の構造が在来工法(昔からの木材での建て方)ならば、瓦をのせても大丈夫と考えられます。
構造が軽量鉄骨などであれば、屋根にかける荷重は、なるべく少なく出来るカラーベスト【コロニアル】やKMEWから出ている【ルーガ】などを検討されると良いですね。
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