瓦屋根の葺き替え工事の工期はどのくらい?

瓦屋根の葺き替え工事の工期は、一般的な戸建て住宅なら7〜14日程度が目安です。ただし、屋根の面積や形状、瓦の種類、下地の傷み、天候によって変わり、条件によっては2〜3週間以上かかることもあります。

瓦屋根の葺き替えにかかる工期の目安

工事の条件 工期の目安
小規模で屋根の形が単純 5〜10日程度
一般的な戸建て住宅 7〜14日程度
屋根が大きい、複雑な形状、下地の補修が多い 2〜3週間以上

この日数は、足場の設置・瓦の撤去・下地の補修・新しい屋根材の施工・足場の解体までを含めたおおまかな目安です。実際の工期は、現地調査後に出される工程表で確認してください。

葺き替え工事の主な工程と日数

瓦屋根の葺き替えでは、瓦を外すだけでなく、防水紙や下地の状態を確認して必要な補修を行います。主な工程は次のとおりです。

  1. 足場の設置:半日〜1日程度。職人の安全確保や、屋根材の落下防止のために設置します。
  2. 既存の瓦と下葺き材の撤去:1〜3日程度。瓦の枚数や屋根の形状によって日数が変わります。
  3. 屋根下地の確認・補修:1〜数日程度。野地板などの腐食が見つかった場合は、交換や増し張りを行います。
  4. 防水紙の施工:半日〜1日程度。雨水の侵入を防ぐため、屋根材の下に防水紙を敷きます。
  5. 新しい屋根材の施工:2〜5日程度。瓦、金属屋根、スレートなど、選ぶ屋根材によって異なります。
  6. 板金部や棟の仕上げ:1〜2日程度。棟や谷、雨どい周辺などを仕上げます。
  7. 検査・足場の解体:半日〜1日程度。施工状態を確認してから足場を撤去します。

屋根材を撤去した後に下地の傷みが見つかると、補修の工程が追加されます。そのため、見積もりの段階で「下地補修が必要になった場合の追加日数」も確認しておくと安心です。

工期が長くなりやすい条件

瓦屋根の葺き替え工事は、次の条件に当てはまると予定より長引く可能性があります。

  • 屋根の面積が大きい
  • 屋根の勾配が急で、作業に時間がかかる
  • 屋根の形が複雑で、谷や棟が多い
  • 瓦や土、防水紙などの撤去量が多い
  • 野地板や垂木などの下地が腐食している
  • 雨漏りの原因を調べて補修する必要がある
  • 新しい瓦の製造や納品に時間がかかる
  • 梅雨や台風の時期など、雨で作業できない日が多い

特に注意したいのは、既存の瓦を撤去した後に初めて分かる下地の傷みです。見積もりに下地補修が含まれていない場合は、追加工事によって工期と費用の両方が変わることがあります。

雨が降ると工事は中止になる?

雨の日は、瓦の撤去や防水紙の施工など、一部の作業を中止することがあります。屋根が濡れていると滑りやすく、防水紙や接着材を適切に施工できない場合があるためです。

小雨でも作業を続けられる工程がある一方、強い雨や風では安全のために現場全体を休むことがあります。天候による延期を考慮し、工事予定日は実作業の日数より数日長めに見ておくとよいでしょう。

工期を確認するときのポイント

契約前は、「何日で終わるか」だけでなく、どの工程を含んだ日数なのかを確認することが大切です。

  • 足場の設置日と解体日を含んでいるか
  • 既存の瓦や廃材の撤去日数を含んでいるか
  • 下地補修が必要になった場合の追加日数
  • 雨天時の作業方針と延期の扱い
  • 新しい屋根材の納品予定日
  • 工事中に屋根をどのように雨から保護するか
  • 完了検査や清掃まで含んでいるか

業者には「通常の工期」と「下地補修が発生した場合の工期」を分けて聞くと、予定を立てやすくなります。工程表に、足場・撤去・下地補修・屋根材の施工・仕上げの予定が記載されているかも確認してください。

葺き替え中は家に住み続けられる?

屋根の葺き替え工事中も、多くの場合は普段どおり家で生活できます。ただし、瓦の撤去時には振動や大きな音が発生し、屋根を開けた状態で雨が降ると作業を中断することがあります。

工事前に、洗濯物を干せる時間帯、車の移動、室内に伝わる音、エアコンや換気設備の使用について業者へ確認しておきましょう。天井の近くに家具や割れやすい物がある場合は、あらかじめ移動させると安心です。

瓦屋根の葺き替え工事は余裕を持って予定する

瓦屋根の葺き替え工事は、一般的な戸建て住宅で7〜14日程度が目安ですが、下地の補修や天候によって2〜3週間以上かかる場合があります。

最初に、屋根の面積と形状、下地補修の有無、使用する屋根材、雨天時の対応を業者に確認してください。工期だけでなく、追加工事が発生した場合の条件まで書面で確認しておくことが、予定外の延期を防ぐポイントです。