屋根からセメントが落ちてくるケース
屋根の頂上部分からセメントが落ちそうになっていませんか?
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BEFORE 1
普段あまり屋根など見ない
でしょうから、 これを見たら
雨漏りするのではないかと
心配になりますね。阪神大震災以降から、徐々に
施工は変わってきたのですが・・・屋根の頂上部分に施工する
棟(むね)という部分に
よく見られる現象です。以前は棟(むね)瓦を施工する時に
土台に赤土を使用して
強度を増すために
セメントや漆喰(しっくい)など
周りに塗って瓦を積み上げていました。 -
BEFORE 2
棟瓦の中の赤土は
施工後は乾燥して
委縮(いしゅく)します。
しかしセメントや漆喰は
あまり委縮しません。そこで
「赤土」と「セメントや漆喰」の間には
空間が出来てしまい台風や地震などで
屋根が揺さぶられると、このセメントや
漆喰が取れてしまうのです。あっ このセメントや漆喰部分の事を
【メンド】って言うんですよ。私が瓦施工を習った京都でも、
関東の知人に聞いても
【メンド】っていいます。
もちろん九州でも同じです。
全国共通ですね!対処方法ですが、
メンドを除去して、さらに中の土も
取れる分だけ取ってしまってから
新規に南蛮漆喰(なんばんしっくい)を
詰めます。 -
AFTER 1
もちろん
元の施工方法でも構いませんが、
分離現象が起きる事は必然です。どちらにしてもメンドを施工した後に
補強も兼ねて両サイドを少し
シリコン等で留めて終了です。今は何も起きていないメンドも
崩落予防としてシリコン等で
補強しておくと良いですよ。『転ばぬ先の杖』ですね。
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AFTER 2
今後これで屋根から
セメントや漆喰が落ちてくる様な
心配はありません。ご安心ください!
今回 工事金額は
メンドの補修と補強(シリコン留め)の
工事を合わせて
¥85,128でした。